衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年02月10日    水曜日     第2 回の開示 合計3082回の開示

世間法の区分

心所法とは、その名の通り、心に属するすべての法を指します。感情、態度、意見、提案、焦り、いら立ち、嫉妬、悲しみなど、これらすべては心に生じる法であり、心に属する法であるため、総じて心所法と呼ばれます。身体に生じる法は身体に属する法であり、その名の通り身所有法と呼ばれます。例えば、病気になる、体重が変化する、様々な変事が起こる、何かが生じる、あるいは何かが減るなど、身体に起こるすべての生滅変化は身所法です。色身は内身と外身に分かれます。内身とは身体そのものを指し、外身とは色・声・香・味・触・法の六塵を指します。これらを合わせて五蘊身となります。身体は色法であり、身体に生じる法もすべて色法です。したがって、色法に属するものはすべて色法となります。 一切の世間法は色法と心法、および非色非心法に分かれます。その帰属関係は心所有法、身所有法、および非身非心所有法に分類されます。これらすべての法は如来蔵に帰属します。一切の法が如来蔵に帰した後には、何も残りません。今私たちがまだ貪り執着しているものは何でしょうか?すべては空であり、仮の相なのです。しかしながら、貪り執着する習慣はあまりにも根深く、変えるのが非常に困難です。その根本的な原因は、法界の実相が理解できておらず、はっきり見えていないことにあります。これを徹底的に理解するには三大阿僧祇劫を要し、それが成し遂げられた時、修行は完了するのです。

——生如法師の開示
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