衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年09月19日    水曜日     第1 回の開示 合計833回の開示

三昧の境界には甚深なる禅定が具わる

我々は善財童子に学ぶべきです。なぜ善財童子がこれほど迅速に成就できたのか、深く思惟すべきです。一つの法を聞き、深く細やかに思惟観行したことで、まもなく相応の三昧境界を証得しました。その証得の印として三昧が現前し、身心に非凡な覚受が生じ、多くの特殊な意義と象徴的な境界が現れました。これは善財童子の智慧の次元が極めて高いことを示しています。もし善財童子が禅定を修せず、四禅八定がなければ、深細な観行と思惟は不可能であり、各種の甚深なる三昧も現れず、次々と禅定と智慧の境界、及び各種の神異変化が顕現することもなかったでしょう。

もし我々の修行に相応の次元の成就があれば、皆さまざまな智慧の境界が現れるべきです。七住位の明心、十住位の見性、十行位の陽炎観、十回向位の夢幻観など、いずれも各種の境界が現れ、身心にさまざまな覚受と変化が生じ、自らの修証レベルと次元を証明します。これは禅定と智慧の結合によるもので、どちらも欠けてはなりません。そうでなければ、学んだ法はせいぜい理解の域を出ず、決して証することはできないのです。

——生如法師の開示
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