繁中日語

日常開示

2018年07月08日日曜日第2 回の開示 合計720回の開示

意識の転識成智

意根を観察し探求するには、意根を了知する意識が必要である。意根が縁する法は多く、明晰に弁別できない場合、意識の微細な弁別力を借りなければならない。

しかし意根もまた証自証分を具え、自らを証明し発見する能力を有する。意根は特に自らを確信し執着する性質が強く、これが即ち意根の証自証分であり、自らを弁護し保持する反観能力を備えている。

意根は自らを反観し了知できるが、意識はこれを知覚せず、智慧を欠く故である。我々が一切法を了知するのは依然として意識の働きによるが、意識は智慧なきが故に一切法の存在も弁え得ない。

意識の智慧が増長する時、初めて一切法を了知する範囲が拡大し、次第に多くを知るようになる。特に意識が識を転じて智となった後、その智慧は意根の機能作用を観察了知し、更に微細に第八識の働きを弁別できる。意識の了知能力と観察能力、智慧は仏地に至りて初めて円満具足し、もはや増長することはない。

——生如法師の開示

一切法は如来蔵によって第七識に依って生じる

六根互用の原理