衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2018年07月08日    日曜日     第4 回の開示 合計722回の開示

戒は本来無戒であることの意味

戒に戒なしとは、戒法は因縁によって生じた法であり、本来存在しないという意味であります。娑婆世界の衆生の身口意が清浄でなく、心が染汚されているが故に、仏陀は弟子たちの身口意行を律するために戒法を制定されました。仮に五陰の身がなければ、戒法によって束縛されることもなく、五陰が修行によって清浄無為に達したならば、やはり戒法による束縛は不要となります。また本来の心である如来蔵には色身がなく、身口意行もなく、染汚もないため、そもそも戒法で束縛する必要がありません。如来蔵は戒を受けることも、守ることも、ましてや破ることもありません。五陰の色身こそが戒を受け、戒を守り、時に戒を犯す必要があるのです。故に戒は本来存在せず、戒は後天的に形成された有為有滅の法、すなわち虚妄なるものであると説かれる所以であります。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

六根互用の原理

次の記事 次の記事

仏法を解悟することの恐ろしい結果

ページのトップへ戻る