衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年12月19日    水曜日     第1開示 合計1112開示

煩悩の賊をどう捉えますか

一定の悟りを得た修行者は、常に自らを内省し、心の奥底にある自我が頻繁に頭をもたげることに気づくでしょう。これは良いことです。悟りのない者にはこれが見えません。自我が頭をもたげるのを発見したら、その自我を観察し、それがどこから来てどこへ向かい、いかに生じ、いかに滅し、いかに作用し、心の働きはどうであり、どんな目的を持っているのかを見極めなさい。常にこのように観察すれば、必ず重大な発見があります。

このように修行する者は、意図的に自分を抑圧せず、煩悩が頭をもたげるままにさせてからそれを捉え、その成り立ちを徹底的に見極めれば、大いに得るところがあります。後の煩悩を断つ際も同様に、わざわざ煩悩を抑え込まず、煩悩の湧き起こる源を観て素早く捉え、よく見極め審査すれば、必ず改めることができます。修行はやはり娑婆世界で行うのが良いのです。至る所に賊(煩悩)を捕らえる機縁があり、賊を捕らえさえすればそれを識別でき、自らの宝が再び失われることはありません。

——生如法師の開示
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心が事相によって汚されることをどのように避けられるでしょうか

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