衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年06月15日    金曜日     第2 回の開示 合計640回の開示

智慧は意根の如来蔵に対する直証の度合いに現れます。

意根が大乗法如来蔵を親証する際、その親証の程度には大きな差があり、智慧の階層にも大きな差が生じます。七住位において、意根は如来蔵の極めて僅かな部分のみを証得し、如来蔵の体性を粗浅に観察できる程度で、その智慧の階層は非常に浅薄です。修行を重ねるにつれ、如来蔵の功能的体性を絶えず観察し、如来蔵の機能性を次第に多く証得するに従い、智慧は深まり、心は如来蔵の無為無我の性質に依止するようになり、煩悩性障は徐々に微細化していきます。

夢幻観を証得するに至り、初地・二地等の様々な智慧の境界に入ると、如来蔵に含蔵される種子の部分を観察できるようになり、意根の如来蔵に対する親証の程度は極めて深く、智慧も深遠広大となりますが、未だ最深・最広・最細の域には至りません。更に引き続き如来蔵の種子の機能作用を観行し親証するに従い、証得する法は次第に深微となり、如来蔵の種子の機能作用を余すところなく観察し、全てを親証して残りなく了知するに至れば、その智慧は円満具足し、一切種子の智慧を完全に具足し、無明は断尽し、生死は了畢し、徹底的な解脱を得て修行は完遂されます。その後行う一切の事業は、全て衆生を度化し、衆生が解脱を得るためのものとなります。

——生如法師の開示
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