衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年04月08日    木曜日     第2 回の開示 合計3280回の開示

正念の入息、正念の出息、正念の住とはどのようなことなのでしょうか。

現在観修している法に対し、専注し一心に雑念なくあることが正念であります。正念とは即ち、現在保持すべき一つの念い、現在の観境と一致する念い、現量の念いであります。例えば入息を観じる時、全ての注意力は入息にあり、始めに鼻の穴から息が入ってくる時から、息が丹田に至るまでの全過程を、専注一意に観じます。ただ客観的で純粋な観察であり、思惟分析推理想像などの意識活動はなく、ただ純粋に知るのみです。他の法には意を留めず、心を用いず、身体の覚受をも観じず、心念は覚受にではなく入息のみにあります。出息の時も同様で、出入息の全てがこの通りです。他のいかなる法を修める時もこの如く、これこそが正しく、正しき理に適った修行方法であります。心を専一にし、定慧を等しく保ち、偏ることなく、初めて道に入ることができるのです。

——生如法師の開示
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