衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年04月09日    金曜日     第3 回の開示 合計3285回の開示

父子合集経講話(一九九)

心を万法の束縛から解脱させる

解脱の理は小乗の阿含経典に多く説かれており、心が万法に束縛されないことが即ち解脱である。我々は今、万法に悉く束縛されているのではないだろうか。自らが色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五蘊に縛られ、眼耳鼻舌身意の六根に縛られ、色声香味触法の六塵に縛られているかどうかを観察すれば、必ずや束縛されていると知るべきである。ならば解脱を求める方法を講じなければならない。

万法は全て十八界に包含される。我々の生活における森羅万象、色声香味触法は全て万法に含まれる。いかなる事理も五蘊十八界を離れず、我々の心は確かに万法に束縛されている。では具体的にどの心が万法に縛られているのか。前七識の心は悉く束縛されている。第七識の意根は普遍的に一切の法に執着し、五蘊に執着し、十八界の一切の法に執着する。十八界に束縛されているが故に、不断に六識を染め続けると同様に六塵の境界に貪着し、かくして六塵より解脱を得ず、六道の生死の苦海より出離することができず、生死の中を流浪して憂悲苦悩することとなる。

——生如法師の開示
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