衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2021年04月11日    日曜日     第3開示 合計3292開示

父子合集経講話(二〇二)

修行解脱法門の功徳

原文:その時、世尊は浄飯王に告げて言われました。大王よ。上に説いた如き解脱の法門は、自ら心を制し、正念をもって観察すべきである。勇猛精進し、決断して修め行じなさい。過去・未来・現在の諸仏は、これに依って無上菩提を証得された。これは世間の一切の富楽を招き、世間の一切の渇愛を消し、世間の一切の我慢を伏せ、世間の一切の邪見を破り、有情の一切の罪悪を滅ぼすことができる。初地に登っていない凡夫・異生をして、皆ことごとく平等の法性を証得せしめる。かような法の要諦は、諸々の声聞や辟支仏の行う境界ではなく、ただ諸々の菩薩のみが修め行じ得るものである。

釈:仏が浄飯王に説かれた。上に説かれた解脱の法門は、ご自身で心を摂め正念をもって観察し、なおかつ勇猛精進をもって決断して修行すべきである。過去・未来および現在の諸仏は、皆この解脱門によって無上菩提を得られた。この解脱法門に依れば、世間法における大自在と一切の富貴快樂の果報を得ることができ、世間の一切の求めと貪愛を滅除し、世間の一切の我慢を降伏させ、世間の一切の邪見を破り、衆生の一切の罪悪を滅ぼすことができる。この解脱法門に依って修行すれば、まだ初地に入っていない凡夫・異生をして、全て平等の法性を証得させることができる。このような修行法門は、声聞や辟支仏が修行する境界ではなく、ただ諸大菩薩たちのみが修行証得できるものである。

——生如法師の開示
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