繁中日語

日常開示

2018年12月31日月曜日第1 回の開示 合計1147回の開示

五識と意識の和合による完全な色法の了別

問：内六塵は色・声・香・味・触・法処所摂色ですが、法処所摂色とは法塵のことですか？その具体的な定義は何ですか？五塵とこの法塵の関係は、平等・平行・摂属のいずれに当たりますか？

答：法処所摂色とは法塵のことであり、内五塵に依って再び顕現された法塵です。これも四大種の微粒子から成り、物質的な色法に属し、五塵と和合して完全な色・声・香・味・触を構成します。五塵は色・声・香・味・触の一部に過ぎず、完全な五塵色法ではありません。法塵は色・声・香・味・触の大部分を占め、合わせて初めて完全な色法となります。例えば：色塵と色塵上の法塵が合わさって初めて完全な内色塵となり、声塵と声塵上の法塵が合わさって初めて完全な声塵となります。五塵と法塵は平行並列の関係にあり、相互依存の関係にあります。法塵は五塵に依って生じ存在します。内五塵は五識によって了別され、法塵は意識によって了別されます。ここから分かるように、単独の五識では色・声・香・味・触を了別できず、単独の意識も色・声・香・味・触を了別できません。五識と意識が和合して初めて完全な色・声・香・味・触を了別できるのです。

——生如法師の開示

意識は意根の教唆によって表現される心行は、どのようなものに属するのか

色薀とは何か