楞厳は最も堅固な宝であり、これをもって如来蔵の毀損不可能・破壊不可なる堅固性を喩える。楞厳経に説かれる楞厳定とは、如来蔵の如如不動なる性質を指す。如来蔵は常に定中にあり、六塵に対応せず、散乱することなく六塵に攀縁せず、また昏沈掉挙することなく、六塵に対し無念・無覚・無知である。この如来蔵の定に入る時もなく、従って出る時もなく、如何なる人事物もその禅定を破壊できず、出定させることができず、散乱放逸させることができない。故に如来蔵は戒を受持する必要なく、永遠に戒を犯すことがない。
この楞厳大定を証得せんとすれば、禅参究により明心見性し、如来蔵を証得せねばならない。かくして楞厳大定を獲得するとき、最低でも第七住位の菩薩となり、その後十住位・十行位・十回向位・十地位・等覚菩薩を経て、妙覚菩薩となり、最終的に仏陀となる。
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