衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年01月04日    金曜日     第2開示 合計1154開示

意根と意識が同時に証されて初めて功徳の受用がある

真実を発見するには、意識が発見するだけでは不十分であり、必ず末那識(意根)も同時に法界の真実の相を発見しなければならない。末那識が証得してこそ、初めて仮相から離れることができる。末那識だけが六識に仮相を認めさせず、仮相から遠ざかるよう指揮できるのであり、意識心にはこの権利がなく、主体となることはできない。末那識が仮相を証得したとき、同時に主体として仮相から離れることができる。意識だけが証得してもまだ不十分であり、末那識が刹那ごとに仮相と共にある限り、意識は仮相から離れることができず、身・口・意の行いを変えることはできない。

末那識は馬をつなぎ止める杭のようなものであり、たとえ意識が東奔西走することを許されても、末那識という柱を中心に走らなければならず、遠くへ走ることは許されない。もし末那識という馬繋ぎの杭が至る所へ移動したら、六識という野馬は末那識の動きに従わずに一箇所に留まることができるだろうか。全く不可能である。したがって、仏法を修学する功夫が末那識のレベルにまで至ってこそ、真の功夫と言え、自らの身心を変えることができるのである。

——生如法師の開示
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