繁中日語

日常開示

2018年04月28日土曜日第3 回の開示 合計426回の開示

各識の知性と聞性

問：普段念仏をする際、仏号を知る以外に、更に念仏を知っているその「知」がありますが、その「知」とは何でしょうか。

仏が説かれる「声」とは何か、「聞」とは何かを体得する時、能聞の「聞」を明らかに体得できますが、更に「聞」を知る「知」があります。この「知」とは何でしょうか。

答：仏号及び念仏の音声を知るのは意識心の知であり、また耳識の知でもあります。念仏は意識心による念仏であり、自らが念仏していることを知る知も依然として意識の知であり、意識の反照作用であり、意識の証自証分の機能作用です。

声を聞く能聞の聞は、意識の聞性を主とし、耳識の聞性を補助とします。聞声を知る能知の知は意識の知であり、意識の反照作用であり、意識の証自証分の機能作用です。

もちろん声を聞く際には四つの識心があり、意識と耳識のみならず、第七識と第八識も存在します。一切の聞性は第八識を主としますが、表面上は全て意識と耳識の聞として現れます。第八識の聞性は極めて微細で知り難く、意根第七識の聞性も同様に微細で知り難いものです。一般の人はこれら二種の聞性を観察できず、比較的容易に意識の聞性を観察することができます。

——生如法師の開示

意識の識における末那識の識と阿頼耶識の識

真覚の平等覚性と妄覚の平等覚性