衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年04月14日    土曜日     第2開示 合計352開示

業種は七大種を経なければ現行を起こすことができないのか

業種が熟する時、如来蔵はそれを了別した後に送り出し、業種を現行させて衆生の業果を実現する。如来蔵はどのように業果を実現し、いかなる形で業果を現すのか。業果とは結局、身心世界の状態に他ならない。業果を変えるとは衆生の身心状態と生存環境を変えることであり、如来蔵は衆生の身心世界を変えることによって衆生の業種を実現するのである。

では、身心はどのように現れ変わるのか。如来蔵が六大種子(地水火風空識)を出力すれば、衆生の身心世界を現出させることができる。同時に如来蔵の見大種子が協働し、共に衆生の身心世界を形成する。如来蔵が身心世界を変えるのも、七大種子を送り出し、四大種子の結合構造と形態を変えることによって、身心世界の変化を実現する。衆生の色身の形成と変化は、四大種子と空大種子の出生と変化によって実現され、器世間の生存環境の形成と変化は四大種子と空大種子の出生と変化によって実現される。衆生が三界に存在する一切の法は、如来蔵が七大種子を出力して形成したものであり、すべての業果報も如来蔵が七大種子を出力して現れさせたものである。そのうち物質色法は四大種子に空大種子が加わって共同合成され、心法は識種子によって形成される。如来蔵の見大種子は如来蔵の見性を形成し、一切の法の生成と変化に協働する。

七大種子がなければ、物質色法も存在せず、心法も存在しない。そうなれば衆生の色身はなく、衆生の識心もなく、衆生の生存環境もなく、世界には何も存在せず、世界そのものもなくなる。そうなれば衆生が業を造り果報を実現するということも論じられない。したがって、いかなる業果であれ、その実現には必ず七大種子が業種に協働して初めて業種を現行させ、業果を実現することができるのである。

——生如法師の開示
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外境と身心の相関関係

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