真如は分別を離れ、分別心なく、六塵の万法を分別せず、ただ七つの識心の分別に応じる。その分別は全て六塵の上に在らず。衆生の業種を分別し、業種に従って衆生を造り、人間の業は人身を造り、畜生の業は畜生身を造り、決して錯乱せず。衆生の業に従い、衆生の業果報を実現し、寸分違わず、衆生の業に基づき衆生の生存環境を創造する。七つの識心の心行を分別し、七識の為さんとすることを全て知り、識種を送りて七識を運行せしむ。これらの分別は多く、細やかで、一々に具に説くべからず。これを証得すれば、言葉をもってこれを表現し、これを描き出し、これを指し示すことができ、また他者に証得の方法を伝えることもできる。
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