繁中日語

日常開示

2018年04月03日火曜日第2 回の開示 合計296回の開示

一切唯心造の意味

一切は唯心より造るとは、一切の法が如来蔵という心より生じたものであり、衆生の五陰十八界・宇宙器世間・十方諸仏国土を含むことを意味します。万法は唯識なりとは、我々が触れる一切の六塵境界が八つの識心の和合運作によって現れ出たもので、意識・意根・如来蔵の三識を主とし、能変識として一切の境界を顕現させたことを説きます。身口意における意は意識心であり、これ自体が生滅法であり種子を持たぬ故、万法を直接生成せず、唯心の心とはなり得ません。因縁法における因は第八識如来蔵、縁は一切の業縁であり、因縁より生ずる一切の法は畢竟空ですが、その中に不空なるもの、即ち如来蔵が存在します。身口意行は意根が主導し、意根が降伏すれば意識心現起せず、身口意行ことごとく滅します。意根の無明が滅すれば、身口意行を滅する力を得るのです。

——生如法師の開示

万法唯識の意義

いかにして三能変識は共に世間万法を現じるといわれるのか