意識は問題を仔細に考察し、明確に理解した上で、一点に凝縮して深く心中に懸けておくべきである。これこそが意根に問題を委ねる所以である。意識は思考を継続することも、停止することも可能であり、時に必要に応じて思考し、時に思考を控えるべきである。他の事務に没頭することも、静寂を保つこともできるが、最善は意根と調和し注意を分散させぬことである。何故なら意識が他の事務に忙殺されれば、必ず情報が意根に伝達され、意根の負担を増大させ、専心を妨げ、結果を思量し得なくなるからである。
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