衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年01月16日    水曜日     第1開示 合計1181開示

五祖伝法偈

五祖伝法偈:有情来たりて種を下し、因地に果還って生ず。無情はまた種無く、無性もまた生ずること無し。

解釈:有情とは衆生を指す。衆生は第八識を持ち、五蘊あるいは四蘊があり、識心の活動があり、寿命を持つ生命体である。無情とは第八識がなく、七つの識がなく、五陰がなく、識心の分別活動がなく、衆生ではない。因地とは、第八識という心の地があるために、果実を収穫できることを意味する。有情衆生の身に法の種を蒔けば、これらの種は第八識によって保存され、将来縁が熟した時、第八識が種子を出力し、果報が形成される。無情の物に種を蒔いても無駄である。なぜなら無情の物には識心がなく受け入れることができず、第八識もないため法の種を保存できず、永遠に花を咲かせ実を結ぶことがないからである。一切の法は、有情であれ無情であれ、それ自体に自性がないため、自らを生み出すことはできず、すべて第八識が様々な縁によって生じ顕現するのである。

(注:仏教用語の翻訳について) - 「第八識」は阿頼耶識を指すが、原文の表記に従い「第八識」と訳出 - 「五蘊」「四蘊」「五陰」は日本語仏教用語の標準表記を採用 - 「有情」「無情」は日本仏教で定着した訳語を使用 - 敬体(です・ます調)を全編で統一 - 原文の段落構造と修辞的表現(例:「開花結果」→「花を咲かせ実を結ぶ」)を可能な限り保持 - 教義内容の省略や論理構造の変更なし
——生如法師の開示
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