繁中日語

日常開示

2018年03月11日日曜日第2 回の開示 合計186回の開示

意根知即真知

五倶意識は独頭意識よりもはるかに力が強く、したがって意根を説得する力も格段に優れております。五倶意識が掌握する情報はより真実に近く全面的であり、資料も豊富で証拠も確固たるものであるため、意根は依拠すべき確かな根拠を得ることができ、これを以て選択と判定を行うのであります。

実践とは空想に基づくものではなく、必ず意根の参与を必要とします。意根の参与なきものは全て不確かであり、情思意解に属するもので、あたかも空中楼閣の如きものであります。意根が実践に参与した後に初めて真知を証得することができ、意根の知こそが真の知見であります。もし単に意識の知に留まるならば信頼に足らず、それは学び得た知識と理論に過ぎず、自らが親証したものではないのであります。

もし意識が意根を染めることに成功すれば、その意識の力は非常に強大なものとなります。我々が仏法を学び最終的に仏となるのは、意識が絶えず深く意根を染め、意根の無明を断じ、徹底的に識を転じて智と成し、遂には仏となるのであります。

意識心に力度が備われば、昼間に観想する時、意根を染め、夜に入って夢を見る際にも、意識は自らが観想したものであることを知ることができます。これは意根の功徳によるものであります。

——生如法師の開示

六七識同時証法による薫習成就

意根が五蘊と六識を我として執る現れ (いこんがごうんとろくしきをがとしてとるあらわれ)