問:滅尽定は意根の定と言えるのでしょうか。四禅四空定には意識が存在し、意識に定があると言えます。滅尽定においては意識は既に滅し、ただ意根と如来蔵のみが残ります。もし意根に定なしと言うならば、滅尽定を定と呼ぶことはできなくなります。
答:その通りです。意根に定なしというのは全く道理に合いません。たとえ意識の定、六識の定といえども、これらは意根が定した結果によるものであり、そうでなければ六識は決して定することはできません。
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