観行によって我見を断つに当たり、時として人によってはあらゆる面を網羅的に観行する必要はなく、一点を突破し、一つの閘門を開くことができれば、五蘊十八界の全体を透徹させ、無我を証得することができます。一点を突破すれば、他の部分も連動して明らかとなります。この一点がどの点であるかは人によって異なり、各人の弱い部分が異なるため、重点を置く面も異なり、突破口も異なります。自らの因縁によって定まるべきものです。
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