神経衰弱の治療法:座禅時または静かにしている際に、般若心経または薬師如来の真言を非常にゆっくりと唱えながら、同時に観想を行う。仏様の金色の光が頭部、特に後頭部を照らし、その光が絶えず頭部や後頭部に流れ込む様子を観想する。さらに、黒色または灰色の業障の気が絶えず頭頂から排出されていく様子を観想し、睡眠状態が改善し、もはや黒い気を観想できなくなるまで修練を続ける。禅定力が高ければ高いほど効果的であり、禅定力が比較的高い者がこの方法を用いると非常に効果的である。同時に禅定力も強化され、速やかに禅定を得ることができる。金色の仏光が頭頂のあらゆる方向から流入する様子を観想すればよく、真上からでも斜めからでも構わない。禅定力が強ければ強いほど、観想の範囲は広がり、こうして禅定力を急速に強化できる。自身で想像し、ご都合のよい方法で観想すればよい。身体の他の部位の疾病も同様の方法で観想できる。他人のために観想することも可能だが、その場合は代わって業を背負うことになる。
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