四念処の観行、特に身念処と呼吸の観察を数ヶ月実践してきて、呼吸現象についてどのような体得がありましたか。部分的な呼吸から全体の呼吸へ、微細な呼吸から全体的な観察へと進む中で、どのような発見がありましたか。呼吸の生住異滅という無常性を明瞭に感知できていますか。身体全体の状態において、生住異滅の感覚はありますか。少しでも空(くう)の感覚を体得していますか。
観察過程においては、意識的な思考分析を交えず、客観的に感知し、自ら体験する必要があります。学んだ理論的知識はすべて忘れ、純粋に個人の感知に徹してください。観行する際は高い視点から全体を把握し、さらにその全体を一点に凝縮して観じます。感受と融合せず、ただ受覚に注視し、身心を分離させなければなりません。心を身体から引き離し、感受から引き離し、呼吸から引き離します。心と身体を完全に分離することが最善であり、俯瞰し、鳥瞰的に、自分とは無関係な客体を見るようにすれば、身体や呼吸、身体に現れる一切の現象を客観的に観察でき、生住異滅の現象を見出しやすくなり、心は自然と空へ向かうでしょう。
14
+1