衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2022年11月04日    金曜日     第1 回の開示 合計3725回の開示

如来蔵の円成実性

円覚経原文 善男子よ。一切の障碍は即ち究竟覚なり。念を得るも念を失うも解脱に非ざるはなし。法を成ずるも法を破るも皆涅槃と名づく。智慧と愚痴は通じて般若となる。菩薩と外道の成し遂げる法は同じく菩提なり。無明と真如は境界に異なることなし。諸々の戒定慧及び淫怒痴は倶に梵行なり。

釈:善男子よ、一切の業力と障碍、一切の煩悩は即ち最も究竟なる覚性である。究竟覚とは自性覚如来蔵を指す。何故かと言えば、一切の煩悩障難は如来蔵より出生し執持されるものであり、如来蔵の円満成就による。如来蔵なければこれらの障碍は存在しない。念を得ることも失うことも、解脱でないものはない。これら二者は如来蔵より出生し顕現するものであり、如来蔵の円満成就による。如来蔵なければ得念と失念の法相も存在しない。

諸法を成就することも破壊することも、皆清浄なる涅槃である。この両者は如来蔵より出生し摂持されるものであり、如来蔵の円満成就による。故にこれら両事は涅槃の清浄行であり清浄性であり、皆如来蔵性である。

智慧と愚痴は共に般若である。二者共に如来蔵より出生し顕現し、如来蔵の円満成就による。菩薩が修行して成就する善法清浄法と、外道が修成する邪法不善法は、同じく菩提である。二者共に如来蔵より出生し摂持され、如来蔵の円満成就による。無明と真如の境界に差異はない。共に如来蔵より顕現するものであり、無明即ち真如、無明の境界にあってもその全体は真如性である。

戒定慧の清浄行と貪瞋痴の行いは、同じく梵行である。共に清浄なる如来蔵より出生し摂持され、如来蔵の円満成就による。これらは皆如来蔵の清浄涅槃性である。

原文 衆生国土は同一法性なり。地獄天宮は皆浄土となす。性あるも無きも斉しく仏道を成ず。一切煩悩は畢竟解脱す。法界海慧は諸相を照了し虚空の如し。これを如来の随順覚性と名づく。

釈:有情衆生と無情国土は同一の法性である。衆生の色法と心法の和合体は如来蔵の七大種子によって成就され、国土は色法として如来蔵の五大種子によって成就される。これらは皆如来蔵の円成実性による。

地獄と天宮は共に浄土である。共に如来蔵より出生し変現され、如来蔵の円満成就による。仏性ある者と無き者は共に仏道を成就する。本来皆如来仏であり、如来蔵より出生し顕現するものだからである。

一切煩悩は畢竟解脱する。煩悩は如来蔵より出生し執持され、その本性は解脱である如来蔵性による。法界の海の如き無量の智慧は諸法を照らし、諸相は虚空の如く了不可得である。これが如来の随順覚性であり、菩薩や凡夫が実証するには三大阿僧祇劫を要する。

以上が如来蔵の円成実性、一切法を円満成就する体性である。

——生如法師の開示
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