衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年02月06日    水曜日     第1 回の開示 合計1233回の開示

六祖弥遮迦伝法偈

原文:心無くして得る可きも無く、説くも法と名づく可からず。若し心の心に非ざるを了れば、始めて心心の法を解する。

解釈:本心を悟った後、次第に発見するに、この本心は前七識の妄心の体性とは異なり、三界における心行に非ず。この心は得る可きものではなく、外から得たものではなく、五蘊自らが本有する家珍である。ただ他者の指示を通じて、これを発見したに過ぎない。もし悟りが何らかの心を得たこと、先に無く今有り、後天的に生じたものだと説くならば、必ず悟りを誤ったものであり、生滅可能な意識心の境界を悟ったものと言えよう。意識心は修定を通じて偶発的に空を観、空の境界を本心と識取する。この本心は外から得たものであり、修定によって得たものである。定が散じれば空は滅し、本心は消失する。そこで再び修定を保任し、空を常住せしめる。この悟道の方法は非道であり、錯乱した修行である。もし本心が世間の七識の心行に非ず、前七識とは別なることを明らかにし、八識を悉く了知すれば、衆生は始めて本心の様々な法相と機能作用を了解し、次第に別相智と道種智を具えるに至るのである。

——生如法師の開示
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