心を収めて禅定に入るためには、咒文を唱える際に音調を低く長く伸ばし、音調を上げず、旋律を過度に用いないこと。これにより心の情動の動揺を引き起こし、心の働きが散漫になるのを防ぎ、容易に静寂を得られるようにする。定力が不足し心が散漫であれば、読誦も記憶し難くなる。読誦の前には呼吸を整え、数度の深呼吸を行えば、心の働きは清浄になり、その後読誦に専念できる。定力が優れていれば、記憶の効果も良くなる。
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