衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年03月06日    水曜日     第1開示 合計1311開示

如来蔵と七識における了別の内容と方式

如来蔵と七識はどちらも了別する性質を持っていますが、了別する内容と方法は全く異なります。如来蔵は七識のように六塵の具体的な内容を了別することはできず、六塵が何であるかを知りません。しかし、六塵の現状および発展変化の趨勢については知っています。一切の法を如来蔵は了別できますが、具体的な内容と境界については知らず、これが七識が了別する内容です。

例えば衣服の場合、人間は了別でき、洗濯機も了別できますが、両者が了別する内容は完全に異なります。洗濯機を操作して多くの衣服を洗濯しても、自分が何をしたのか分からず、自分という存在があることも知らず、完全に無心です。如来蔵もこれと似たような知と無知があります。

洗濯機の作動は設計されたプログラムに完全に従い、自ら選択することはありません。如来蔵の運行も固有のプログラムと規則に従い、これらの規則が具体的に何であるかを如来蔵は知りません。それは洗濯機が自身の作動プログラムと規則を知らないのと同じです。しかし、両者とも時間通りに本分の仕事を完遂し、終えた後も自分が何をしたか分からず、喜怒哀楽もなく、苦労とも感じないため、貪瞋痴の煩悩も生じません。これが無我無心の境地です。

——生如法師の開示
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