繁中日語

日常開示

2019年03月11日月曜日第2 回の開示 合計1332回の開示

回向の功徳の作用

回向とは、意根が功徳を他の衆生に与えようと願い、他の衆生の意根もそれを受け入れることを願う時、両者の如来蔵が協力して引き継ぎの働きをすることを指します。蠢動含霊は自ら福徳や智慧を修める力を持たないため、他の衆生や諸菩薩方の回向に全面的に依存し、わずかな福徳を積み重ねます。この微かな福徳の力によって、生命の質と次元を絶えず向上させ、無数の劫を経て初めて人間として生を受けることができます。従いまして、我々が既に人間として生を受け、仏法を学び修行する機縁を得たことは、我々を救い導いてくださった諸仏や菩薩、善友たちへの感謝を捧げるべきです。その感謝の方法とは、諸仏菩薩が我々を救い導かれたように、衆生を救い導くことにあるのです。

——生如法師の開示

中陰身の一切の活動は意根の業力によるものである

ブラックボックスの世界（四十六）