第七識は、万法を了別する際および仏法を修学する過程において、作意の心所法が生起します。いずれも意根の作意を主とし、意根の作意によって六識の作意が引き起こされます。意根の作意には前提条件があり、特定の因縁を必要とします。因縁の条件が異なれば、その作意も異なります。興味を抱く対象に対しては貪着を起こす作意を生じ、興味がなく嫌悪を感じる対象に対しては即座に遠離する作意を生じ、重要でないと判断された場合には作意した後に再び触れることはありません。
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