衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年05月02日    木曜日     第6 回の開示 合計1486回の開示

意識による仏法解悟の危険性

もし単に意識による証果を以て証果と認めるならば、当グループの半数に満たなくとも三分の一は意識証果しております。もし直接指導すれば、四分の三あるいは五分之四が意識証果するでしょう。唯識グループの方々を加えるならば、少なくとも一、二千人が意識証果し、五、六千人でも何ら不思議ではありません。

ただ意識による明心を以て明心と認めるならば、私が大会を開き如来蔵の具体的な作用を宣布すれば、全ての人の意識が理解し、否定しない者たちは皆明心証悟の菩薩となります。そうなればこの世界は仏陀の時代の壮観には及ばぬまでも、ほぼ近い境地となるでしょう。

今やグループ内には意根の法義を弁別できる方々が多く、唯識に関する智慧も決して低くはありません。もし意識証果で足りるなら、当グループには既に唯識種智を備えた地上菩薩が多数存在し、二十余年後には千八百人の地上菩薩を育成することも難事ではありません。しかし仏法の修証は本当にこのようなものなのでしょうか。本当にこれほど容易いのでしょうか。口伝えだけで証することができるのでしょうか。

現在仏教界が整頓されている理由は、智慧ある者なら理解すべきです。表面的には世俗の行為に見えますが、実は仏陀は早くから現在の仏教界の状況をご存知でした。仏陀が手を打たれないはずがありません。仏陀の背後からの護持を、衆生は気付かず、ただ表面現象を見て真の原因を知りません。仏教界の動蕩はその都度内部に重大な問題が生じたため、外部の動乱を招いたのです。諸仏菩薩と護法龍天は皆ご存知であります。

——生如法師の開示
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