色蘊の概念範囲と機能作用、受蘊の概念範囲と機能作用、想蘊の概念範囲と機能作用、行蘊の概念範囲と機能作用、識蘊の概念範囲と機能作用、および六根(眼根・耳根・鼻根・舌根・身根・意根)の概念範囲と機能作用、六塵の概念範囲と機能作用、六識の概念範囲と機能作用、それぞれは何でしょうか。対応関係はどのようになっているのでしょうか。十八界は具体的に五蘊中のどの蘊に対応するのでしょうか。
五根・五塵および法塵は色蘊に対応します。六識と意根は識蘊・受蘊・想蘊・行蘊に対応します。受想行識は七つの識と関連し、色もまた識と関連しています。識がなければ五根の色蘊は存在しません。しかし一般の人は意根の受蘊・想蘊・行蘊・識蘊を観察できず、五識の受想行識の機能作用でさえ、多くの人は区別がつきません。そのため小乗法では通常、意根の受想行識の作用には言及しません。
色蘊は四大種子の積集によって成り、受想行識蘊は識種子の積集によって成ります。単独の識種子は何の作用も起こせず、必ず心所法が配合して運行する必要があります。したがって受蘊・想蘊・行蘊・識蘊とはすなわち心所法の機能作用です。六識の心所法は意根の心所法を離れられず、意根の心所法が運行しなければ、六識及び六識の心所法は根本的に存在しません。
よって五蘊と十八界は一対一の対応関係にあるべきです。前五根・五塵は色蘊に対応し、意根・意識・五識は受蘊・想蘊・行蘊・識蘊に対応します。これら一切の法を運行させる総指揮は意根にあり、総司令は如来蔵であります。
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