繁中日語

日常開示

2019年06月24日月曜日第1 回の開示 合計1636回の開示

父子合集経選講(七〇)

原文：大王よ。識は其の主と為り。業は攀縁と為す。二種相因りて。初めの識生起す。或いは地獄に趣き。或いは傍生に堕ち。琰摩羅界及び阿修羅。若しくは人若しくは天に。初めの識生起し。各々其の報を受く。同分の心品。相続して随転す。最後の識滅するを。死蘊と名付け。最初の識起るを。生蘊と名づく。

釈：仏は説きたまわく、大王よ、阿頼耶識は後世の五蘊身を出生する主となり、業種は所縁となる。この二種の因と縁が和合するにより、来世の初めの識が生起する。衆生は或いは地獄に趣き、或いは餓鬼道に堕ち、或いは畜生の三悪道に生まれ、或いは阿修羅道・人道・天道の三善道に生まれる。初めの識心が生起した後、衆生は各々其の業報を受け始め、同じ色身において識心が絶え間なく連続して運行する。命終に際し識心が滅すれば、色身は死屍となり死蘊と名付けられ、色身に最初に生起した識心を初識と称し、色身五蘊を生蘊と名づく。

——生如法師の開示

意根における我見

禅定が深まるにつれ、意根の作用が顕著になる