衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2019年06月30日    日曜日     第4 回の開示 合計1658回の開示

父子合集経講義(一三五)

城外にはさらに七重の宝塹あり。これらはすべて七宝をもって共に合成されたものである。それぞれの宝塹は深さ半由旬、広さ一由旬なり。底には金沙が敷かれ、八功徳水が澄み渡り満ちている。多くの妙なる音を奏でる鳥たちが飛び交い、優鉢羅華・拘没那華・鉢納摩華・分陀利華が広く開花す。周囲の階段は四宝にて成り、黄金を階とし白銀を陛となす。白銀を階とすれば黄金を陛となし、瑠璃を階とせば玻璃を陛とし、玻璃を階とせば瑠璃を陛となす。それぞれの階段の道は七宝にて成り、その傍らには金色の芭蕉を植えたり。さらに道の始めに諸々の宝座を置き、巧みに装飾を施して甚だ愛楽すべきものとす。

釈文:城外に七重の宝塹が存在し、これらは七宝によって構成されている。各宝塹は深さ二十里、幅四十里に及び、金沙を敷き詰めた底に八功徳水が清澄に満ちている。妙音を発する鳥たちが飛び交い、各種の蓮華が咲き乱れる。周囲の階段は四宝を組み合わせ、黄金と白銀・瑠璃と玻璃を交互に配置して造られている。各階段は七宝製で、金色の芭蕉が植えられ、道端には精巧な宝座が設けられている。極楽世界の七宝池は金沙に覆われ、八功徳水は衆生の心に応じて水位を変える。十方世界の浄土は衆生の福徳に応じて現れ、善根と福徳が環境を決定する。

——生如法師の開示
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