衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年07月17日    水曜日     第1 回の開示 合計1698回の開示

大乗顕識経(四一)

仏は賢護に告げたまわく、まさに知るべし、これ皆な作業の力なり。作業は形無しと。ただ智の運ぶのみ。かくの如く身の機関は識の力をもって諸の事業をなす。仙通・乾闼婆・龍神・人天・阿修羅等、種種の趣業、ことごとくこれに依る。識は能く身を生ずること、工作の機関の如し。

釈:仏は賢護に説きたまう、木人機関は皆な一つの作業の力の操作によって生じ、この造作の力は形相無く、ただ智慧の形式をもって木人を運転せしめ、木人の事業を成就する。衆生の色身もまた木人の如く、身体の機関の運転も木人機関の原理と同じく、一種の智慧の力によって機関を運転し、種々の事業をなす。色身機関の運転は阿頼耶識の力によって色身をして諸々の事業を行わしむ。これら一切の事業は五蘊の事業なり、すべての身口意行を含む。業は業行を表し、世間法の創業や事業を指さず。凡そ五蘊の運作を事業と称す。

神通ある仙人・乾闼婆・龍・神・人・天・阿修羅等、種種の六道衆生のなす事業は、ことごとく阿頼耶識に依って存在す。阿頼耶識は色身を生じ得ること、工作の業をなす機関の如し。この工作とは運転を指し、恰もロボットや洗濯機の働きの如く、一たびボタンを押せば運転を始む。

——生如法師の開示
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