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日常法話

2019年07月19日    金曜日     第3開示 合計1702開示

色身は非第八識でありながら第八識と不異であるか

如来蔵が私たちの色身を生み出した後、現在の色身はどのように存在しているのでしょうか?依然として如来蔵によって生み出されているのであり、如来蔵は連続的に色身を生み出し続けているのでしょうか?この問題に答えられなければ、どうして色身が第八識ではなく、第八識と異ならず、第八識と相互に存在しないのではないと理解できるでしょうか?

如来蔵が最初に色身を生み出す際には、四大種子を送り出し、同時に意根の識種子を送り出し、その後さらに意識の識種子を送り出します。同時に絶え間なく四大種子を送り出し続けます。色身が生まれた後も、如来蔵は依然として絶えず四大種子を送り出し続けます。これは如来蔵が依然として絶えず色身を生み出し続けていることに相当します。一旦如来蔵が四大種子を送り出さなくなると、色身はもはや生み出されず、色身は消滅して存在しなくなります。

如来蔵は一切の法を生み出します。法が存在する限り、如来蔵は絶えず法を生み出し続けています。法が出現した後、その後の生は執持と維持と呼ばれますが、実際には依然として生であり、断絶していません。四大種子は生まれるとすぐに滅し、再び生まれ、再び滅します。このように絶え間ない生滅を繰り返すことで、色身は存在し続け、絶えず変化します。如来蔵の色身に対する作用は、絶えず四大種子と識種子を送り出し、回収することです。如来蔵の一切の法に対する作用は、種子を送り出し、法を生み出し続けることであり、すなわち法の存在と変異を維持し、法に生・住・異・滅をもたらすことです。

色身全体は、すべて如来蔵が単独で七大種子を出力して構成されています。したがって、色身は如来蔵が単独で投資した持分会社(ホールディングカンパニー)であり、独資企業とも呼べます。ただ、収穫がなく、利益もなく、損失もありません。興隆や衰退、成功や失敗は如来蔵にとってどうでもよいことです。なぜなら、如来蔵は色身を我や我の所有物とは見なしていないからです。

如来蔵が色身全体に投資し支配しているという観点から見れば、色身は第八識如来蔵ではないのでしょうか? いえ、そうではありません!色身は第八識如来蔵と異ならない(第八識の所有するものではない)のでしょうか? いえ、そうではありません!色身は第八識と相互に存在しないのでしょうか? いえ、そうではありません!

色身のすべての種子は第八識に由来し、第八識内の一部の種子が色身を構成しています。色身は即ち第八識であり、第八識に属し、第八識の所有物です。色身の全体はことごとく真如であり、いわゆる一真法界(いっしんほうかい)とはこれです!世の中の一切の有為法、どれ一つとして第八識でないものなどありましょうか?全体が即ち真如であり、一真法界なのです!

色身の全体が第八識の種子によって構成され、色身は第八識によって調整・制御されている以上、色身と第八識は相互に存在するのでもなく、相互に存在しないのでもありません!オーナーがどうして自分の会社から離れられましょうか?

しかし、色身は本当に第八識の独資によるものであり、共同出資や持分支配はないのでしょうか? 二番手オーナーや三番手オーナーはいないのでしょうか? いえ、そうではありません!偽のオーナーが表面上は管理・制御しているのです。それは色身こそが私であり私の所有物であり、私が決定権を持つと思い込んでいます。

第八識は何に基づいて七大種子を出力し投資・支配するのでしょうか?もちろん業種(ごうしゅ)によります。業種はどこから来るのでしょうか?意根が主導して六識が業行を造作することによって得られるのです。意根が主導して六識が善業を造作すれば、良い色身が得られ、利益を生み出す優秀な会社となります。意根が主導して六識が悪業を造作すれば、悪道の色身、災難の多い色身が得られ、損失を出す衰退した会社となります。色身という会社の興隆・衰退・成功・失敗のリスクは意根が負い、責任は意根が担い、利益は意根に帰属し、損失は意根に帰属します。

如来蔵はノータッチのオーナーであり、投資した後はそれ以外は関与しません。会社が資金を必要とすれば、在庫に余裕がある限り、再投資して管理します。話を戻せば、色身という会社の利益は倉庫に貯蔵されるのでしょうか?貯蔵されると、会社の運営が失敗した場合、債務は意根が責任を負い、倉庫の預金から債務を弁済します。倉庫が空になれば、色身は流浪し物乞いをして生活し、二番手オーナーの意根と三番手オーナーの六識は奴隷に転落します。

——生如法師の開示
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