衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年07月22日    月曜日     第1 回の開示 合計1709回の開示

仏教における三昧の種類

仏教における三昧は二種類に分かれます。一つは定境のみを有する世俗外道の定に通じるもの、もう一つは定境に加えて智慧の境界を備えたものです。智慧の境界を有するものは世俗外道の禅定には通じません。

第一の定境三昧には三種類あり、これを三三昧と称します。すなわち覚有観有の三昧(初禅以下)、覚有観無の三昧(初禅と二禅の間)、覚無観無の三昧(二禅以上)です。

三三昧は心を摂するもので、智慧とは関係ありません。観想観行を伴う三昧は智慧を生じ、真実の三昧となります。大小乗の観行智慧を含みます。例えば像観念仏の三昧が成就すれば、明心見性できます。念仏三昧が成就する時、明心見性が可能です。五蘊観行の三昧が成就すれば、法眼清浄を得られます。

白骨観三昧が成就すれば我見を断ち、初果から四果までを証得します。四念処三昧が成就すれば、初果から四果を証得可能です。観経第七観が成就すれば、明心開悟できます。般舟三昧が成就した三昧では、十方諸仏が眼前に立ち現れ、その智慧境界は明心開悟を意味します。

般舟三昧は九十日間念仏を続け、坐臥せず歩行と立位のみを保ち睡眠を断ちます。九十日を経て念仏三昧が成就する時、十方諸仏が眼前に立ち現れ如来を目見するに至ります。これこそ開悟の境界です。

——生如法師の開示
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