衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年07月29日    月曜日     第2開示 合計1733開示

意根の心所法

衆生がどのような心を持つかによって、意根もそれに応じた心所法を持つ。衆生が善人であれば善心を持ち、意根は善心所法を持つ。衆生が禅定を修めて定力を得れば、意根は定心所法を持つ。衆生が世間・出世間の一切法に対処する智慧を持てば、意根は慧心所法を持つ。

もし意根に善心所法がなければ、世間に善人は存在せず、仏法を学んでも何ら成就することはなく、衆生は天界に昇って福を享受することもできず、善の果報を得ることもできない。意根が善でなければ、意識がどれほど意根を薫染しても無駄であり、衆生は永遠に善になることはない。もし意根が定心所法と相応しなければ、禅定を修めても何の役にも立たず、どう修めても定を得ることはない。もし意根が劣った慧しか持てないならば、智慧による択別はできず、正しいことも行えず、修行によって証果し明心することもできず、智慧がなければ、あるいは智慧が劣っていれば、永遠に識を智に転ずることはできず、永遠に仏のような智慧を持つことはできない。まさか仏の意根もそのように劣り弱いものであろうか?それでは仏はどのようにして意根によって成就された報身仏となられたのか?

——生如法師の開示
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大乗顕識経(第七十二巻)

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