意生身と化身は、確かに意根が意識的に化現したものであり、いずれも意根の執持し主導する働きがある。一つの身には一組の六識が備わっている。しかし意根はすべての身を統括しており、意根が一念を起こせば、すべての身は一つの身の中に収束される。再び念を起こせば、一つの身が一切の身へと変化する。
意根を修めなければ、それほど多くの功徳の性質は得られず、意根の機能は制限される。意根の煩悩を断たなければ、意根の機能と働きは制限されたままである。煩悩を断じ尽くし、覆い障りが消え去れば、智慧が開発顕現され、一切の神通力はことごとく現れるようになる。
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