衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年08月04日    日曜日     第2 回の開示 合計1765回の開示

功徳と過失は相殺されません

放生を行った後、生死輪廻という事柄は改められるのでしょうか。三宝を誹謗した後、命終われば地獄に堕ちると言われますが、放生によって地獄の果報を避けることができるのでしょうか。他人に一万円を借りた場合、放生を行えばその借りは消えるのでしょうか。放生の後、証果や明心見性を得られるのか、極楽往生が叶うのでしょうか。前世や今世で殺した衆生との怨結は解けるのでしょうか。

一つの善行が全ての善行に代わることはできず、まして清浄行に代わることはできません。清浄行のみが心を清浄にし、それによって染汚心を消滅させ、染汚業種を改変し、真に果報を転換させ得るのです。無所求こそ清浄行であり、貪らず瞋らず愚痴しないことが清浄行であり、無明を離れることが清浄行であります。もちろん放生の善行を積んだ後、衆生と善縁を結び、福徳が増大すれば、戒定慧の増進を支え、証果と明心に資するでしょう。福徳が増せば、悪業は暫く現れず、冤親債主も自らの徳行を敬服し、追債を急がなくなり、障りもなくなります。そうすれば法を学び道を修めることが順調になるのです。

——生如法師の開示
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