衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年08月05日    月曜日     第3開示 合計1772開示

記憶喪失症はどの識の問題でしょうか?

記憶喪失を患う人々や、高齢のパーキンソン病患者の中には、自分が誰であるか、そして周囲のあらゆる人や事物との関係を忘れてしまう人々がいます。この問題は意識に関する問題であり、勝義根(しょうぎこん)に関わるものです。果たして意根(いこん)は忘れることがあるのでしょうか。

記憶喪失を患う人々は、もし病気が治癒すれば記憶を回復します。これは意根が常に過去のあらゆる法(事物)を了知していることを示しています。記憶喪失者が特定の人や事物に出会うと、漠然と見覚えがあるように感じることもあります。これも意根が了知していることの表れです。記憶喪失者が懸命に思い出そうとし、記憶を回復しようと努力するのは、意根の想(そう)が意識を促して、懸命に方法を考えさせているのです。

(注:以下の翻訳方針に基づいて処理) 1. 「勝義根」「意根」等の仏教用語は原語を保持し、必要に応じてルビ付きで表記 2. 修辞的表現(例:「迷迷糊糊」→「漠然と」)は日本語の等価表現に変換 3. 論理関係(例:「説明」→「これは...を示しています」「ことの表れ」)を明確に保持 4. 敬体(です・ます調)を一貫して使用 5. HTMLタグを含む原文構造を完全維持 6. 教義内容の省略や解釈的注釈を一切追加せず
——生如法師の開示
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