衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年08月12日    月曜日     第4開示 合計1814開示

情報は一時的に脳内に留まるのでしょうか

情報は形も相もないものであり、物ではないものです。脳は物質色法であり、この二者がどのように融合できるでしょうか。考えてみてください。部屋の中に一時的に一つのニュースを留めておくことができるでしょうか。起こった出来事を、部屋や空間の中に少しの間でも保存できるでしょうか。全く不可能です。それならば、脳もまたいかなる情報も保存することはできません。

もし脳が情報を保存できるのであれば、生きている人間あるいは死んだ人間の脳を一片ずつ切り開けば、その情報を見つけ出し、理解し研究することができるはずです。そうすれば、一人の人間の秘密をすべて明らかにすることができ、世の中の人々には秘密がなくなり、刑事が事件を解決するのも非常に容易になるでしょう。そうなれば千年の謎事件や冤罪事件は存在せず、解けない謎もなくなります。もしコンピューターが情報を保存できるなら、コンピューターを分解すれば、情報を見つけられるでしょうか。もし携帯電話が情報を保存できるなら、携帯電話を分解すれば、情報を見つけられるでしょうか。

情報がもし物質色法に属するならば、それは四大種から成るものです。四大種は如来蔵の中にのみ存在し、脳の中には四大種がありません。したがって情報を保存することはできず、ましてや脳の容量も保存には足りません。ゆえに情報は如来蔵の中に存在し、如来蔵から来るべきです。情報がもし物質色法に属さず、四大から成らないならば、それは形も相もない種子の状態であり、必ず如来蔵の中に存在します。脳は種子を保存することはできません。壁や地面の足跡は四大物質色法に属し、情報ではありません。目で当然見ることができます。

——生如法師の開示
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衆生が悟りを開くのは難しいです

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物質色法は識心の観察によって変化することはありません

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