衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年08月14日    水曜日     第5開示 合計1824開示

苦楽受は煩悩業行から生じます

証果した後は三悪道の業は消滅しますが、これらの業は人間界で報いを受けます。人間界でどのような報いを受けるにせよ、それは三悪道の苦しみより軽微です。人間界における最大の悪報は短命であり、殺害されるか拷問で死ぬことでさえ、三悪道の苦しみより軽いものです。六識心があれば感受作用があり、苦楽や不苦不楽を感受できます。聖人も同様です。ただ聖人は心の働きが少なく、心が五欲六塵にとらわれないため、苦楽の感受が非常に軽微です。もし六塵を意識すれば、苦楽の感受もやや強くなります。

煩悩があれば業行が生じ、過ちを犯します。悟りを開き証果した後も同様です。煩悩が軽微であれば犯す過ちは少なく、煩悩を断ち切れば過ちはさらに少なくなります。煩悩を断ち切った後も煩悩習気が残り、わずかな過ちは存在します。八地菩薩に至って我執が完全に断たれ、煩悩習気が尽きると、その時には自我に関する業行はなくなります。四地菩薩以上は四禅八定を得て神通力を有するため、苦の感受はほぼありません。彼らは容易には人間界に来ず、特に七地・八地の菩薩は人間界に来る必要が全くありません。

——生如法師の開示
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仏法の修証の根本的な目的は、すべての法の束縛からの解脱である

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六塵の了別はすべて意根によるものであります

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