繁中日語

日常開示

2019年08月15日木曜日第1 回の開示 合計1825回の開示

六塵の了別はすべて意根によるものであります

六塵の了別は全て意根が主導権を握り、意根の決定に従います。ある者は意根が法塵に重大な変化があるか否かしか了別できないと主張しますが、実際はそうではありません。法塵には五種類の型が存在します：色法塵・声法塵・香法塵・味法塵・触法塵。これら五種の法塵を意根は全て了別可能であり、そうでなければ如何にして意根が思量決定し、前五識中のどの識を現起させるのでしょうか。同類の法塵に対しても、意根は大まかな区別を下します。例えば眼前に突然複数の人物が現れた際、意根が其中一人のみに興味を抱けば、その人物を了別することを決定し、意識は他の者を了別しません。

意根は五塵も了別可能です。例えば色彩は眼識が認知する色法境ですが、面前に様々な色の花が現れた時、意根が紫色の花のみに興味を抱けば、眼識は紫色の花のみを選択的に分別し、他の色彩の花には注意を向けません。

——生如法師の開示

苦楽受は煩悩業行から生じます

我見を断ちたる後の解脱功徳の受用