識心が触れる法に対し、如実に理解し、最も合理的に、最も適切に理解することができ、誤った解釈や邪な解釈をせず、誤解することもありません。もし誤解が勝解に至らなければ、正しく誤りのない選択を行うことができず、その行為は必ず誤り、深刻な結果を招きます。
もし私が法を説き、あなた方が終始勝解に至らなければ、私の説法は無駄になり、あなた方の学びも無駄に終わり、結果が得られず、互いに時間を浪費することになります。他人があなたに話す言葉を勝解できなければ、他人の意図を歪曲し、適切かつ正常に応答することができず、二人は交流できず、交流しても意味がありません。このように人々は意思疎通を図ることができず、同じ空間で生活することもできなくなります。
七つの識のうち、いずれの識が勝解を欠いても、その識は対応する法を正しく解釈できず、適切かつ正しい選択を行うことができません。その結果は盲人の如く、道を歩むことができず、識心は正常に機能しなくなります。
0
+1