衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年08月16日    金曜日     第2 回の開示 合計1831回の開示

色法は六識の生起に先立つ

十一の色法、五根・五塵・法処所摂色(色法の境)は、必ず六識に先立って生起するものであり、そうでなければ六識は現れ得ない。六識が生起した後、独影境の出現を促すことができ、独影境もまた意根の妄想によって現れ、意識に了別させ、さらに幻化した独影境の更なる生起と変化を推進する。根と境が接触した後に識心が生じ、意識は内法の境が現れる前に生じることはない。意根が外法の境を縁とする時、意識を生じることはできず、意識の生起もない。意根が無明の覆いを受けると、一切法を了別する際にその実質を知らず、真実相を悟らず、無明を破って智慧を生じることができず、六識の機能は阻害され制約を受ける。意識が仏法を修学する時、絶え間なく意根を薫習し、意根が理法を明らかにした後、五陰の世俗法が全て生滅変異して実体なきもの、空にして無我であることを証知し、更に進んで五陰身と一切法の実質が悉く如来蔵性であることを証知するに至る。

——生如法師の開示
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