衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法師ウェブサイトロゴ

日常法話

2019年08月20日    火曜日     第3開示 合計1848開示

六識が触れる法はすべて虚妄である

今、天上で雷鳴が轟く音と耳元の蚊の羽音を同時に聞いている。しかし雷鳴はどれほどの時間を経て、どれほどの距離を過ぎて聞こえたのか。聞こえた時には、雷鳴は既に消え去っており、天上ではもう雷は鳴っていない。雷鳴と蚊の羽音が同時に聞こえる以上、音が耳根に届く順序に前後はない。ある音が数秒で耳根に届く場合も、数分かかって伝わる場合も、その音の本質境はなお存在しているか? とっくに存在していない。音を聞いた時、外界の実在の音は既に消失している。では他人が私を罵る声を私が聞いた時、その罵声はなお存在するか? それも存在しない。聞こえた本質境の音の幻化相は、まるで谷間の反響のようである。では聞こえた私を罵る声はどれほど虚妄か? 極めて虚偽で不実である。六識が接触する法はすべてこのようである。

——生如法師の開示
前へ前へ

等無間とはどういう意味でしょうか?

次へ 次へ

如来蔵の中道性

ページトップへ戻る