衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2019年08月20日    火曜日     第4開示 合計1849開示

如来蔵の中道性

如来蔵が慈悲喜捨をもって衆生を救うというのは、ただの比喩に過ぎません。如来蔵には心がなく、慈悲もなく、喜びもなく、捨てることもありません。六塵の境界に対応せず、衆生の存在を知らず、衆生の苦しみも知りません。如来蔵には私もなく、無私もありません。如来蔵には畏れもなく、無畏もありません。実際の理の境地は、まさにこのようなものです。如来蔵は万行を具足していますが、実際には一法も行わず、何事も為しません。

根塵同源とは、根と塵がともに如来蔵に由来するという意味です。根と塵(意根を除く)はすべて四大種子で構成されており、如来蔵が顕現させたもので、如来蔵の恩賜です。如来蔵はどのような塵にも関わらず、是非善悪を問わず、ただ業種に基づいて種子を送り出し、生じ顕現させるだけで、他のことは一切顧みません。

——生如法師の開示
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六識が触れる法はすべて虚妄である

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眼識と意識、どちらが先に生まれるのでしょうか。

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