四念処経講話 第二版(新修)
作者: 釋生如
カテゴリ: 二乗の解脱
更新時間: 2025年07月13日
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第五章 観法に住す
この章では、全部で五種類の法の観行について述べられており、いずれも小乗の見道に関して修行すべき内容である。深く修行を進めるならば、見道からますます近づいていくことになる。真に修行を始める際には、まず障りを取り除く方法を考えて修行しなければならない。覆い障りが取り除かれ、道業に妨げがなくなって初めて、修行は順調に進む。五蓋を観行して覆い障りを取り除いた後、世尊はさらに五取蘊の観行を教え、その後十二処・十八界の観行を教えられる。五蘊十八界を観行すると同時に七覚分を理解しなければならず、修行証悟の過程において必ず七覚分が起こり、これが如理如法の修行である。七覚分を観行した後は、正しく修行を行い、苦集滅道の四聖諦の法を修行しなければならない。この四聖諦の法に対し、一つ一つ心を起こして思惟観行し、最終的に初めて道を証悟することができる。したがって、これらの法はすべて非常に重要であり、いずれも涅槃に趣向するものである。